
先日、刈谷商工会議所にて開催されている「商業簿記講習会」に参加しました。全10回のプログラムで、簿記の基礎から実務で活かせる知識までを学んでいく内容です。私は過去にも簿記の学習に挑戦しては、途中で挫折してしまうことを繰り返してきました。数字を眺めていると苦しくなってしまうこともあり、「また今回も同じ結果になってしまうのでは…」と不安を抱きつつの参加でした。
しかし、売上や利益といった数字は、事業を続けていくうえで欠かすことができない大切なものです。経営を数字で理解できるようになるためにも、今回は10回しっかり学び切ることを目標にしています。
初回講義で学んだこと
初回は「簿記とは何か」「帳簿記入の基本」「財務諸表とは」など、簿記の土台となる考え方について解説がありました。これまで簿記テキストで何度も見てきた言葉ばかりだったので、「ああ、また出てきたな」という安心感もありつつ、講師の方の説明を聞くことができました。
特に印象に残ったのは、借方(かりかた)・貸方(かしかた)の考え方です。講師の先生が話していたのは、
- 借方と貸方は必ず同じ金額を記入すること
- 現金が増えた理由と、減った理由を記入すること
というシンプルなルール。これを聞いて、「簿記は数字をただ書くのではなく、増えた理由・減った理由を整理する作業なんだ」と腑に落ちました。
借方・貸方を身近な例で考えてみた
講習会が終わったあと、近くの「亀城飯店」で夕食をとっていたときに、ふと簿記を思い出しました。
チャーハンセットを注文してお腹いっぱいになったとき、頭の中にこんな仕訳が浮かびました。
- 借方「チャーハンセットで満腹」
- 貸方「現金 950円」
つまり、現金950円が減った理由は「チャーハンセットで満腹になった」から。これがまさに複式簿記の考え方?。
簿記の世界は難しく見えますが、日常の中にも同じ考え方があるのだと思うと、チャーハンと唐揚げがとても美味しく感じることができました。

今後の学習に向けて
もちろん、これから講習が進むと「勘定科目」や「借方・貸方の増減の向き」など、混乱するテーマが出てくるはずです。過去の経験上、そこで迷走してしまったこともありました。
ですが、今回は10回分すべての講習に参加できる機会をいただきました。数字が苦手だからと避けるのではなく、少しずつでも理解していけるように取り組みたいと思います。
簿記は経営や事業を理解するための“共通言語”です。売上・利益・経費を数字で把握できるようになることは、会社経営や事業運営に直結する力になります。刈谷商工会議所の商業簿記講習会を通じて、挫折せず学び続けられるよう頑張りたいです。
まとめ
今回の初回講義では、「簿記は数字の増減の理由を記録する仕組み」だと改めて理解できました。借方・貸方を「チャーハンセット950円」で考えられるようになったのも、自分にとっては小さな成長です。
今後も講習で学んだ内容を整理しながら、同じように簿記に苦手意識を持っている方にもわかりやすい形で共有していきたいと思います。
当社では、愛知・岐阜・三重をはじめとする東海地方・中部エリアにて、建築一式工事や各種営繕工事を行っています。
また、遮熱材「サーモバリア」の正規代理店として、建物の用途や構造に応じた遮熱対策のご提案と施工にも取り組んでいます。
暑さ対策に関するご相談や現地確認、お見積もりなど、まずはお気軽にお問い合わせください。
コメントを残す