スレート屋根改修は「遮熱+板金カバー工法」が新常識に!


老朽化したスレート屋根のリフォーム方法として、「板金カバー工法」が主流になりつつあります。既存のスレート屋根を撤去せず、その上から軽量な金属屋根(主にガルバリウム鋼板など)を重ね張りすることで、工期も短く、コストも抑えられる非常に効率的な改修工法です。

しかし近年、ただ屋根を重ねるだけでは、夏場の「暑さ問題」や室内の快適性までカバーしきれないケースがあります。
金属屋根は熱を通しやすいため、屋根からの輻射熱がそのまま室内に届き、冷房効率が悪くなる原因にもなります。

そこで注目を集めているのが、「遮熱材サーモバリア+板金カバー工法」という、新しい改修工法の組み合わせです。

なぜ遮熱材を入れるのか?

通常の板金カバー工法では、金属屋根の特性として、太陽光による熱がそのまま屋根材に吸収されやすくなります。そしてその熱は、従来のスレートや屋根裏を通じて、じわじわと室内空間へ伝わっていきます。

その結果、夏場には室温が過度に上昇し、エアコンの稼働時間が増えて電気代が高騰する、という悪循環に。特に工場や倉庫など広い空間では、この影響が大きくなりがちです。

この問題を根本から解決するのが、「サーモバリア」などの高性能遮熱材を屋根内部に組み込む方法です。金属屋根を施工する前に、スレート屋根の上に遮熱材を敷設することで、太陽光の熱を反射・遮断。屋根表面の熱がそのまま室内へ伝わるのを大幅に抑えることができます。

サーモバリア+板金カバー工法の4大メリット

1. 遮熱対策で快適性アップ

サーモバリアはアルミ純度99%以上の高反射性能を持ち、放射熱を約97%カット。屋根から伝わる熱を抑えることで、室内温度を最大10℃以上低下させる効果が期待できます。夏場でもエアコンの効きが良くなり、作業環境の改善や冷房費の削減につながります。

2. 工期の短縮・コストの削減

この工法は既存のスレート屋根を撤去する必要がないため、廃材処分費や撤去費用が不要です。さらに、遮熱材の施工から板金工事まで一連の流れで進められるため、工期の短縮にもつながります。結果としてトータルコストの削減が実現します。

3. 外観リニューアルで意匠性アップ

金属屋根はカラーやデザインの選択肢も豊富。外観を一新し、建物の印象を現代的でスタイリッシュに変えることができます。企業施設や店舗では、ブランディング効果やイメージアップにもつながるポイントです。

注意点・施工前のチェックポイント

「遮熱+カバー工法」は非常に優れた工法ですが、適用にはいくつかの確認事項があります。事前に以下のポイントを押さえておくことが重要です。

  • 既存スレート屋根の状態確認:割れ・ヒビ・腐食などがある場合は補修が必要になることも。
  • 板金材の選定:耐久性に優れた「ガルバリウム鋼板」など、適切な材料を選びましょう。
  • 専門業者の選定:調査・設計・施工までワンストップで対応できる、経験豊富な業者に依頼するのが安心です。

まとめ:これからの屋根リフォームは“遮熱+カバー工法”が賢い選択!

スレート屋根のリフォームを検討する際は、「遮熱材サーモバリア+板金カバー工法」という選択肢が、今後のスタンダードになるといっても過言ではありません。

暑さ対策、雨漏れ防止、工期短縮、美観向上、そして省エネ効果まで——
これらのメリットを一度に実現できる、非常に優れた工法です。

「屋根が古くなってきた」「夏の暑さをなんとかしたい」「雨漏れが心配」といったお悩みがある方は、ぜひ一度プロの業者にご相談ください。快適で長持ちする屋根環境を、最新の技術で実現しましょう!


当社では、愛知・岐阜・三重をはじめとする東海地方・中部エリアにて、建築一式工事や各種営繕工事を行っています。
また、遮熱材「サーモバリア」の正規代理店として、建物の用途や構造に応じた遮熱対策のご提案と施工にも取り組んでいます。
暑さ対策に関するご相談や現地確認、お見積もりなど、まずはお気軽にお問い合わせください。

遮熱工事、ドローン調査、その他お問い合わせは


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