【施工事例】コンテナの遮熱対策の課題|サーモバリアで快適な休憩空間へ


今回は、以前紹介した足場屋さんのコンテナ休憩所における遮熱対策の施工事例をご紹介します。
足場屋さんのコンテナ事務所に遮熱対策!サーモバリアスカイ工法で快適な休憩空間へ – 有限会社 鬼頭組
以前より「夏場はとても暑く、従業員さんが車の中でアイドリングをして休憩している。そのためガソリン代もかさみ、足を伸ばして休める環境を整えたい」というご相談をいただいておりました。そこで、私たちはコンテナ屋根にサーモバリア スカイ工法を施工しました。

サーモバリア施工前

施工直後に感じた違和感

通常、屋根にサーモバリアを施工すると、施工していない部分との差がはっきりと感じられることが多いのですが、今回は施工中も「そこまで涼しくなった気がしない」と感じられました。しかしサーモグラフィで撮影するとサーモバリア施工前は最大80°近い熱でしたが、施工後は30°ほどまでさがり、効果はあるものと感じました。
施工後に改めてお客様に伺ってみても「正直、体感的にはあまり変わらない」というお声をいただき、原因をさらに調査することになりました。

サーモバリアスカイ工法施工後

サーモグラフィでの調査

現地でサーモグラフィを使用し、熱の流入箇所を確認したところ、原因は屋根だけではないことがわかりました。窓からの直射日光、剝き出しの鉄骨部分、そして薄い扉や壁面からも強い輻射熱が入り込んでいたのです。コンテナの構造上、屋根だけを遮熱しても十分な効果を発揮できない場合があることが改めて確認できました。

窓へのサーモバリアSの効果

そこで、持参していたサーモバリアSを窓のサイズに合わせて切り取り、仮設的に取り付けてみました。すると、すぐにエアコンの効きが良くなり、お客様も「これだけでこんなに違うんですね」と驚かれていました。屋根だけでなく、窓や鉄部といった細部への遮熱対策が、体感温度の改善には非常に重要であることを実感いただけました。

サーモバリアSを取付

夏だけでなく冬の課題も

さらにお客さんからは「冬場はとても寒く、観葉植物も育たない環境」というお話もありました。
コンテナは断熱性能が低いため、夏は暑く冬は寒いという大きな課題があります。今回の施工をきっかけに、サーモバリアSの使用や壁面の断熱強化などを含め、夏と冬の両方に対応した環境改善を進めていく必要性を共有することができました。

今後の取り組み

今回の導入背景には「従業員さんが快適に休憩できる環境をつくりたい」というお客さんの強い思いがありました。せっかくの休憩時間を車の中で過ごすのではなく、足を伸ばしてリラックスできる空間を整えることは、働く方の健康面や作業効率にも大きく関わります。私たちとしても、今回のサーモバリア施工を第一歩として、今後さらに快適な環境づくりをお手伝いできればと考えています。
コンテナの遮熱・断熱対策は「屋根だけ」では十分でない場合があります。窓や鉄部、壁など複数の熱の侵入経路を考慮したトータルな改善が必要です。もし同じようなお悩みをお持ちでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。サーモバリアを活用し、夏も冬も快適に過ごせる環境づくりを一緒に検討していきましょう。


当社では、愛知・岐阜・三重をはじめとする東海地方・中部エリアにて、建築一式工事や各種営繕工事を行っています。
また、遮熱材「サーモバリア」の正規代理店として、建物の用途や構造に応じた遮熱対策のご提案と施工にも取り組んでいます。
暑さ対策に関するご相談や現地確認、お見積もりなど、まずはお気軽にお問い合わせください。


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